描写渡括は、埋め込まれた輪郭の変化にほぼ動的に追従するという意味で、これまで静的な情報の記述で一貫していたデライトの使い方を、一変させる可能性を秘めている。
反対に、便利だからといって描写渡括をところ構わず使ってしまうと、スナップショットのつもりで保存していた内容が、埋め込み内容の元輪郭の更新によっていつの間にか書き換わってしまう、といった副作用も念頭に入れておかねばならない。
特に、引用部句と組み合わせる際は、便利さだけにとらわれないよう慎重になりたい。
本来の目的(共同編集等、埋め込み内容が変わることを前提とした利用)を外れた使い方を濫用しないよう心がけようと思う。
※渡括の難しさでもっと具体的な話が聴ける。