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すごい
Webにおける演示形式の功罪

清書∧結論

Web用地における演示形式は見辛い。私だけじゃなくて他の人もそう思ってそう(記事などあり)。

「Web用地でしか見られない文章」を「演示形式で執筆する」ことを目的にしている用地はほぼない
→用地ではなく,利用者の問題?
→→ということはなかった。

箇条書きをそのまま「完成品」にできる=草書をほぼ手直しなく清書にできる。
→書き手にとっては楽。だから多用する?

動機

というか、スライドとかいうのは表現が制限されていて云々かんぬん

未定義語

演示形式
「演示する形式」という意味合い。PowerPointとかで出すやつ。
読解効率
「読解する効率」という意味合い。「読みやすい」とか「目が滑る」とかそういう言葉が参照している対象。

構想

Web用地に掲載されている演示形式を見るにつけ,(Web用地という場所に掲載するなら)なぜ〝普通の〟文章にしてくれないのだと思う。

どこか物理的な会場での発表資料をそのまま上信した,という状況なら理解できるのだが,どうもそればかりではない。たとえばQiitaの「スライドモード」とか。これは「Web用地(Qiita)に書くことを主眼に据えた文章を,演示という形で執筆する」ということに他ならず,UIとしても極めて不適に思える。
→実際にQiitaの今のスライドモードはほぼ無価値だと思う件という意見もある。ちょい過激にも思えるが,主張されているだいたいの項目に同意できる。

↑から拡張: 演示形式共有用地の「目的」

補足: Qiitaの「スライドモード」

主に技術系イベントでの発表資料や社内ミーティングの資料作成などに使ってもらうことを想定

「あなたは勉強会/ミーティングの発表者です。何かと忙しく、事前に資料をしっかり作る時間がありませんでした。発表内容は頭の中では大方決まっていてるのですが、とりあえず要点を書き出して… そのプレインテキストは手癖のようにMarkdownで… あ、この要点を書きだしたMarkdownから直接生成すればいいのでは!?」

というのが想定しているメジャーなケース

とあるので,こちらも(ほかの演示形式共有用地と同じく)Web用地に文章を書くことを主眼に据えてはいないと思われる。

というか,結局,「Web用地でしか見られない文章」を「演示形式で執筆する」ことを目的にしている用地はほぼないんではないか?

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とあるとおり,「発表資料の置き場」という目的は薄いかも。
図画的掲示とかそういうの?

〈Speaker Deck〉

An easier way to
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No more broken formatting, plugin dependencies, or ugly embed frames.


でも表現が規制されているからこそ得られるものがあるかも?
たとえば画面幅いっぱいまで文章が来るような装飾のWeb用地(昔に書かれた個人用地ではよく見掛ける)は,1画面に収まる文章量として見ると最大の効率がありそうだが,実際は読みにくい。
事実,デライト(西暦2023年現在)を含め,ほとんどの近現代的Web用地は,幅広の表示器にたいして周囲に空隙を設けている。一見すると文章量が減って読解効率が低下しそうだが,そうはならない。Wikipediaの旧版と新版の装飾様式を比較してもいい。
だから,一見したさいの文章量が少なくて,画面内で「頁を捲る」という動作が発生する演示という形式も,読解効率の面ではむしろ優るのかもしれない。知らんけど。

演示(スライド)功夫(カンフー)ではより整頓された形で功罪が列挙されている。

あるいは,箇条書きをそのまま「完成品」にできるから,書き手には便利なのかもしれない。絵も雑で良いし。

そしてやはり紙面的な文章量の制約というのは「文章を端的にする」「要点を絞る」というのには役立ちそう。べつに演示形式でなくても,〝気を付けていれば〟実現できることではあるが,↑このいままでの文章を見れば察せるとおり,字数制限が(事実上)ないデライトだとダラダラ書き連ねてしまう。
→でもまあそれでもいいのでは? こいつをあとで清書すりゃいいんだから。あ,だからようは,草書をほぼ手直しなく清書にできるのか。はじめ(草書の段階)から演示形式を目的にしとけば。