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あれ

2021/4/25 14:10:00

――インドに注目されたきっかけは何ですか。

これまた面白い出会いで、日本が関係しています。『ソフトウエア企業の競争戦略』を書きながら、同時に日本企業のケーススタディを書いていて、それがMITの図書館に保管されていました。1988年、MITの卒業生のインド人、ナレンドラ・パトニさんが、私が書いた日立のソフトウエア工場についてのケーススタディを手に持って、オフィスにやってきたのです。

そして、言いました。「僕はこれをインドでやる」と。彼が創業した会社パトニは大きく成長し、ニューヨーク証券取引所で上場、私もパトニの取締役を務めていました。彼は「インドのソフトウエアの父」と呼ばれています。