開発者が社内政治をしないと、開発者にとって不自由な環境がはびこる
- 性能の低い開発用機材
- ソフトウェアを自由にインストールできない社内規則
- アクセスが不自由なインターネット
開発者自身が開発環境を整えなければ、それをする人はだれもいない
技術力を用いて、政治資本を得ることで、開発者にとって快適な環境を作り出す必要がある
会社でチャンスを作るもう一つの戦略は、草の根レベルでアイデアを受け入れてもらうことだ。多くの人にアイデアを受け入れてもらったり、プロダクトを使ってもらったりすれば、たとえ官僚組織であっても潰すことはできない。マネジメントもそのことに気づかざるを得ないので、受け入れるか抵抗するかになるだろう(抵抗すると政治資本が必要になる)。これは多くのエンジニアが使ってきた戦略だ。例えば、毎日の仕事が楽しくなるように、オープンソースツールをこっそり取り入れるのである。
『Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』 P133