マネージャやリーダが毎回、「これは命令だ」と主張していると、議論することができなくなり、より優れた意見を聞く可能性を閉ざしてしまうことになるのです。
『アート・オブ・プロジェクトマネジメント マイクロソフトで培われた実践手法』
心理的安全性
2020/7/19 15:02:00
多くの人々は、説明責任を負うことで、愚弄や叱責の対象になることに対して二の足を踏みます。しかし、優れたマネージャになろうと思うのであれば、全く逆の態度をとるべきです。つまり、チームやプロジェクトに関することについての職責を追求、行使することで、チームやプロジェクトに導こうとするべきなのです。また、非難されることに対するエンジニアやテスターの恐れを取り除くことで、解決策が優れたものになったり、迅速に実現されるというのであれば、進んでそうするべきでしょう。
『アート・オブ・プロジェクトマネジメント マイクロソフトで培われた実践手法』
マネージャやリーダが積極的に外部からの非難を引き受けることが、チームの生産性を上げる。非難の対象とされないことで、チームのメンバーは安心して働くことができる。
もし非難を引き受ける人がいなければ、チームは身動きが取れなくなる。メンバーの自発性が失われる。非難されることを避けるために、命令がなければ動かなくなる。