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命令の悪循環
上が責任を取れば、組織の機敏性が上がる
多くの人々は、説明責任を負うことで、愚弄や叱責の対象になることに対して二の足を踏みます。しかし、優れたマネージャになろうと思うのであれば、全く逆の態度をとるべきです。つまり、チームやプロジェクトに関することについての職責を追求、行使することで、チームやプロジェクトに導こうとするべきなのです。また、非難されることに対するエンジニアやテスターの恐れを取り除くことで、解決策が優れたものになったり、迅速に実現されるというのであれば、進んでそうするべきでしょう。
『アート・オブ・プロジェクトマネジメント マイクロソフトで培われた実践手法』
マネージャやリーダが積極的に外部からの非難を引き受けることが、チームの生産性を上げる。非難の対象とされないことで、チームのメンバーは安心して働くことができる。
もし非難を引き受ける人がいなければ、チームは身動きが取れなくなる。メンバーの自発性が失われる。非難されることを避けるために、命令がなければ動かなくなる。
リーダーシップが信頼に基づく理由
情報を相手に伝達する能力は、時間・場所・状況によって変化の少ない、汎用的な能力
口頭/文書: ほとんどのソフトウェア開発組織では電子メールに比重を置いているものの、口頭によるコミュニケーションスキルは、依然としてプロジェクトマネジメントに欠かせないものになっています。~~ プロジェクトマネージャは面と向かった対話によって効率的にアイデアを理解したり伝達したりする必要があるのです。
組織やプロジェクトの規模が大きくなると、文書化のスキル(そしてそれを使う意思)が重要になってきます。プロジェクトマネージャの個人的な好みとは関係なく、コミュニケーション効率を重視し、文書を使うべきか、口頭によるべきかを見極める必要があるのです。
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情報を相手に伝達する能力は、時間・場所・状況によって変化の少ない、汎用的な能力