牛たちはついに、人間のために肉を生産するという過酷な運命から解放されました。と。その結果牛たちがどうなったか、わたしは知っている。
人類に敷衍して考えれば、科学技術は労働者を労働という過酷な運命から解放する。その結果労働者がどうなるかは、知っての通り。となるだろうか。
「だったら大丈夫ですよ。放っておけばいいんですよ。電池が切れても、あとで充電すればそっくり動き出すじゃありませんか。機械なんだから。痛みもなにも感じないんだから。機械なんだから」
牛たちはついに、人間のために肉を生産するという過酷な運命から解放されました。と。その結果牛たちがどうなったか、わたしは知っている。
人類に敷衍して考えれば、科学技術は労働者を労働という過酷な運命から解放する。その結果労働者がどうなるかは、知っての通り。となるだろうか。
「だったら大丈夫ですよ。放っておけばいいんですよ。電池が切れても、あとで充電すればそっくり動き出すじゃありませんか。機械なんだから。痛みもなにも感じないんだから。機械なんだから」
枕目『フォルカスの倫理的な死』を改めて読むと、「倫理感に対する世代間のズレ」が主題なんだと気づいた
↓の言いたいことが少しわかった気がする
https://twitter.com/search?q=from:@syakkin_dama until:2017-02-9&src=typed_query&f=live
とわくんのおすすめ小説(三島以外で)あれば教えてください。そのうち読む可能性はあります。
自分よりも年上の人に小説をおすすめするのは恐れ多い感じはしますが、僭越ながら紹介させていただきます。
https://amzn.to/3Pxmxlo
ロシアのSF小説です。映画やゲームにもなりました。願望機を求めてゾーンと呼ばれる異常地帯に忍び込む人間が描かれています。ロシア文学らしく、陰鬱で、人生の不条理が描かれています。年齢が30代・40代になって再読すれば面白いだろうとおもって取ってあります。
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サイコホラーです。人との出会いによって人が変貌する様が描かれています。自分も何かの偶然でそうなるのではないかと思わせられます。追い詰められた時の圧迫感や、人が変貌する過程の描写が緻密です。
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ゲームに身を投じた男の自叙伝です。ゲームで青春を過ごした人間の郷愁を掻き立てます。私のような人間に関心があり、疑似的な追体験がしたければどうぞ。
こちらのリンクから読むこともできます。
https://jp.ign.com/game-fable/9120/opinion/
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881239629/episodes/1177354054881239634
リンク先から読めます。おすすめです。短いのですぐ読めます。
NOVA 2019年春号が届いたのでまず牛を球とします。を読んだ
作者が生物学研究者なので、遺伝子や生命についての描写が精緻で良い
これが好きな人は、枕目『フォルカスの倫理的な死』も楽しめると思う
どちらも生命倫理を主題の一部として使っている