ボトルネック・制約の言いかえ
人に対して使う場合に印象が良い
「あなたがボトルネック(制約)です」
「あなたが希少リソースです」
あれ
このようにプロジェクトマネジメントツールの「更新が容易でなく手間がかかる」場合、プロジェクトの計画立案・計画修正 の 質・頻度の低下を招く。プロジェクトを立案する際に比較検討試行できる回数が減る。あるタスクについて変更があったとしても1週間毎などにバッチ化されて更新が遅延し、古い情報に基づいてプロジェクト全体の期間と経済性が計算される。プロジェクトあるいはタスクの経済性が正確に把握できなければ誤った投資判断を招く。誤ったタスクの短縮にリソースを投入してしまう。「プロジェクトの停止」という重大な判断が遅れ、リソースの開放が遅れ、リソースの費用が増大する。
車を運転するとき、時速計に「1時間前の時速」が表示されたらどうだろうか?速度超過で罰金を取られるだけならまだしも、致命的な事故の発生原因となる。熟達した運転手ならば外の景色の流れから速度を調整できるだろうが、熟達したマネージャーは希少リソースとなる。社内で推進できるプロジェクトがマネージャーの数によって制限される。素人であっても立派にプロジェクトを管理できれば、せめてやべぇときにはやべぇとエスカレーションできれば、社内で推進できるプロジェクトの数が増える。プロジェクトを単発銃から機関銃にしなければ他社に勝てない。
ただでさえプロジェクトは未来のことを扱うが故に不確定要素が付き纏う「霧の戦場」だ。集約され適宜更新される情報によって理想的ではなくとも妥当な意思決定ができたならば、霧をツールが少しなりとも晴らすことができたなら、これほど「金」になる技術は無いだろう。
しかし「良い意思決定」の経済性を定量的に計測するのは困難だ。事前にも事後にも「良いプロジェクトマネジメントツールがあればプロジェクトの期間がX%になる(なった)」というのは見えない。『チェンジ・ザ・ルール! なぜ、出せるはずの利益が出ないのか』においてもERPの「企業全体の経済活動を一元的に把握できる」という利点から「利益」を導き出すのに苦労している様子が描かれている。故にプロジェクトマネジメントに対しては費用が掛けられず実質無料のExcelが頻用される。
自走する人材は独立/転職する
2022年11月15日日記
1時半に目が覚める。中途覚醒だ。再び寝ようとしても眠れないので、寝るのをやめて起きていることにして、本を読んだ。
5時に再度眠りにつき、7時半に起きた。そのまま出社するも眠い。机に突っ伏して眠る。カスである。
さすがに午後になって作業をした。2時間で今日の分の作業が終わる。作業が希少リソースだ。やりすぎると、後半にやることがなくて退屈することになる。
仕事でやることがなくなり、本(中埜肇『弁証法―自由な思考のために』)を読んだが、本を読むのも疲れてしまった。さりとてやることもない。マッチングアプリをしたいが、画像で通信容量が消費されるのが惜しい。先月はやりすぎて通信速度制限を受けた。
仕事を終えて帰宅した。ラーメンを食べた。散歩もした。疲労感が取れない。朝早く起きすぎた。睡眠が足りていない。早く寝たい。早く寝るのが惜しい。何を惜しんでいるんだろう、何もできないのに。
意を決して21時に眠りについた