情報交換
2021/4/29 3:26:00
情報化以後の貨幣について最近考えている。
情報化社会の度合いが高まれば、社会に流通する商品のうち、「情報」が商品である割合が高くなる。
そこで、「貨幣を仲介せずに情報同士を直接交換すれば、税金がかからなくていいよね、貨幣の重要度は下がっていくよね」みたいなことを考えていた。
ところが、人によって求める情報が異なる(情報の価値が異なる)ので、その点において万能引換券あるいは価値基準の差異を吸収する機構としての貨幣の役割は変わらない、ということに最近になって気づいた。
みたいなことは誰かがもう考えてるはずなので、そういう本とかあったら教えてください。
日本の組織は農村的な面を引きずっているところが多く、ムラの意思決定のように夜を徹して話し合うという形に帰しやすい。それは共同の母体とはなるが、個を殺すことにもなる。仕事の現場に常にいないと情報交換から外され、従って休めないのである。
『情報ネットワーク社会の展開』p.50
生存に必要な物理的な商品の需要は満たされてしまっており、残すところはコスト低下である。
PC・スマホのようなハイテク機械にしても性能が向上しても価格は向上しない。
商品購入に使われる貨幣の重要度は低下していく。
貨幣は単なる序列パラメータとしての役割を大きくし、貨幣による経済が人々にとって深刻なものではなくなり、ただ遊戯(ゲーム)としての度合いを増していく。
情報⇄金⇄情報 の場合は消費税、所得税もろもろがかかる
情報⇄情報 の場合は消費税、所得税が発生しない