あれ
既にIT業界の大元は、全世界的に(中国を除く)、米国のメガIT企業に首根っこを押さえられておりますので、そこにぶら下がる事でしか、本邦IT企業は生き残る事はできない。つまり、日本のIT企業は、そうした米国メガIT企業が提供する基盤で、個別の顧客向けに各種システムを構築する再販業者と言う立ち位置しかできなくなってしまった。この部分は非常に手の掛かる部分であり、勿論、多少は儲かるが、大元はあくまでも米国のメガIT企業に抑えられており、「苦労の割には大した利益ではない。」と言うのが実情です。
既にIT業界の大元は、全世界的に(中国を除く)、米国のメガIT企業に首根っこを押さえられておりますので、そこにぶら下がる事でしか、本邦IT企業は生き残る事はできない。つまり、日本のIT企業は、そうした米国メガIT企業が提供する基盤で、個別の顧客向けに各種システムを構築する再販業者と言う立ち位置しかできなくなってしまった。この部分は非常に手の掛かる部分であり、勿論、多少は儲かるが、大元はあくまでも米国のメガIT企業に抑えられており、「苦労の割には大した利益ではない。」と言うのが実情です。
欧米が作った思想に乗っ取って、欧米が作ったプログラミング言語を使い、欧米が作った基盤(クラウド・OS・ハードウェア)の上で事業をするというのが日本のIT企業のやり方になってしまっている。クラウドもアメリカ製のものばかりだ。
日本はアメリカと戦争をできるか?したとしたらどうなるか?という思考実験をたまにするのだが、これらのIT基盤がアメリカに握られていては戦いにすらならないだろうなと思う。IT基盤は国防問題だ。今はまだアメリカのポチでいられるが、アメリカの気が変わり搾取の度合いが増した時には困り果てることになる。現時点でもう困っているのかもしれない。アメリカの気分次第では、今ウクライナ侵攻によってロシアが受けているような制裁を受ける可能性がありうる。もしくは機嫌を損ねないように立ち振る舞い続けるかだ。軍事的にも、経済的にも。
その点で中国はうまくやっている。自前で様々な基盤を開発しており、もし戦争になったとしても骨抜きにならないようにしている。度々制裁を受けているが、定期的なモンキーテストのようなものでその度に制約を乗り越えていくだろう。
SIer企業がこれらを欧米が作った基盤を跳ね除けるのは不可能に近い。利益を出すなら(初期費用は)安価で手軽かつ高品質なこれらを活用するほかない。契約の期間内での利益を最大化することでしか生き残ることができない。