文章力に振り回される
2022/10/29 17:31:00
文章の構造を書き換えるのが怖い。一度書いたプログラムをリファクタリングするように、一度書いた文章も整理をつけてやることでより良い文章になると思われるのだが、基本的に私の文章は書いたというより書かさったものなので、それを整理という形で構造に手を入れると、積み木が崩れてしまって二度と組み上げられないというような恐怖を感じる。ちょこちょこした表現の修正とか誤字の修正とかに関しては特に恐怖は感じない。
この文章の構造を変える恐怖を乗り越えて、文章を徹底的こねくり回してこそ、本当の文章力が付き、書かさったから脱却できるのかもしれない。
文章力が無く、作文が書けないことが学生時代の悩みだったが、最近、文章が書けることを自覚しはじめた。欠点の克服は気分が良い。そのために、文章力を振り回している気がする。というよりも、文章力に振り回されている。RPGで新しい武器を買って試し切りに出ているような気分だ。
いい気になって、文章力に頼った文章を書くことが多くなった。とにかく長い文章を書こうとする。特に日記。
そのうち苦労することになりそうだ。新しく買ったハガネのつるぎを振り回していると、身の丈に合わない強い敵がいる地域に足を踏み入れるまでが、話の流れというものだ。