デライトの身体化
デライトの機能は極めて少ない。基本的には描き出しと引き入れの2つがデライトの機能のほとんどである。そのために、デライトは容易に身体化する。使い慣れれば、自転車のようなシンプルな道具の如く、身体の延長となる。
身体の延長となった知識は失われない。人は自転車の乗り方を忘れない。
デライトが身体化すれば、そこに描き出した知識すらもが身体化する。デライトは、知識の描き出しも、探すのも、超高速でできる。引き入れの度に、関連する知識を目にする。記憶に焼き付けられていく。探すことが簡単になっていく。