動画化するには入り組みすぎているし、長くなりすぎてきた。
今北産業でまとめたい
経験的に、メモ爆発はメモが1万個ぐらい溜まったら起こり始める。しかし、直列に並べたメモは、メモ爆発を起こしにくい。メモに書かれた定立どうしの対立を発見するには、すべてのメモの見返しを何度も行う必要がある。そのために、関連したメモが自動で目に入る仕組みが望ましい。その素朴な方法としてフォルダやタグが考えられるが、メモのフォルダ分けはメモ爆発を妨げるし、タグは階層的止揚を妨げる。やはり、輪郭法によってメモを集めることが重要となる。
さて、1万もメモを書けないと思われるかもしれない。しかし、9万のメモすらデジタルだとうっかり超えてしまえる数だ。ツイートはメモだとするならば、10万ツイートする人は少なくない。Twitterと類似したサービスのマストドンでは、マストドンチュートリアルは10万投稿と言われている。10万投稿が簡単な数ではないことを使った冗談の類だが、それでも不可能な数ではないことを示している。実際、10万を超える投稿数を持つマストドン利用者は何人もいる。
また、1人で10万のメモを書く必要はない。ほかの人のメモによっても止揚爆発にともなうメモ爆発は起こると思われる。そのためには、利用者が メモを分断するモノがないこと が条件となってくる。
メモを分断するモノとは何だろうか。例えば、そもそもメモを公開していなければそれによって他人に止揚が生じることはない。また、公開していたとしても、利用者ごとのフォルダのように、なんらかの要因でそのメモの相互作用が阻まれれば、止揚もその中に留まる。全利用者のメモが一つのフォルダの中にいるかのごとき環境が、メモ爆発の発生条件として望ましい。
ここでの弁証法は、いわゆる正・反・合からなる弁証法、すなわち、定立(テーゼ)があり、反定立(アンチテーゼ)と対立し、止揚(アウフヘーベン)して対立が解消された定立であるところの総合(ジンテーゼ)が作られる形の弁証法を言うこととする。
中埜肇の「弁証法の根源は対話的思考」から考えると、メモを書くという行為は自己との対話が発生するために、「弁証法的」である。メモ対自分(否定)の対話、すなわち対立が起こる。そこから止揚が生じ、総合という知識に至る。
輪郭法では、書くことで生じる対立がより起こりやすくなっている。
引き入れによって、ある題目に関係する複数の輪郭が同時に目に入る。読み手の脳内では、輪郭(肯定)対輪郭(否定)の対話・対立が生じる。
中埜肇の考える弁証法では、対立と否定によるジグザグ的な連続としてとらえる。輪郭法では、この対立と否定によるジグザグの連続が容易に表現される。
以下のような順によって、連鎖的に対立と止揚とが繰り返される。
これを階層的止揚と呼ぶことにする。
階層的止揚をさらに発展させる。輪郭法では、輪郭は複数の輪郭に引き入れられることができる。すなわち、Txに引き入れられTnの元となったTaは、Tαに引き入れられ、Tpと対立し、Tµを生み出せる。すなわち多重に止揚が生じる。これを多重階層的止揚と呼ぶことにする。
さて、多重かつ階層的に止揚が生じるならば、連鎖的に止揚が生じるはずである。核分裂の連鎖反応によって核爆発が発生するように、止揚が止揚を発生させることを、止揚爆発と呼ぶことにしよう。
止揚爆発が起こった結果、何がどうなるかはまだ何もわかっていない。少なくとも、定立を書いたメモが爆発的に増加(メモ爆発)し、書きたいことが止めどなく表れてくることが考えられる。
経験的に、メモ爆発はメモが1万個ぐらい溜まったら起こり始める。しかし、直列に並べたメモは、メモ爆発を起こしにくい。メモに書かれた定立どうしの対立を発見するには、すべてのメモの見返しを何度も行う必要がある。そのために、関連したメモが自動で目に入る仕組みが望ましい。その素朴な方法としてフォルダやタグが考えられるが、メモのフォルダ分けはメモ爆発を妨げるし、タグは階層的止揚を妨げる。やはり、輪郭法によってメモを集めることが重要となる。
さて、1万もメモを書けないと思われるかもしれない。しかし、9万のメモすらデジタルだとうっかり超えてしまえる数だ。ツイートはメモだとするならば、10万ツイートする人は少なくない。Twitterと類似したサービスのマストドンでは、マストドンチュートリアルは10万投稿と言われている。10万投稿が簡単な数ではないことを使った冗談の類だが、それでも不可能な数ではないことを示している。実際、10万を超える投稿数を持つマストドン利用者は何人もいる。
また、1人で10万のメモを書く必要はない。ほかの人のメモによっても止揚爆発にともなうメモ爆発は起こると思われる。そのためには、利用者が メモを分断するモノがないこと が条件となってくる。
メモを分断するモノとは何だろうか。例えば、そもそもメモを公開していなければそれによって他人に止揚が生じることはない。また、公開していたとしても、利用者ごとのフォルダのように、なんらかの要因でそのメモの相互作用が阻まれれば、止揚もその中に留まる。全利用者のメモが一つのフォルダの中にいるかのごとき環境が、メモ爆発の発生条件として望ましい。