60枚のアイデアの紙片をKJ法で25枚までまとめることができた。たった半分だが見通しがかなり良くなった。
KJ法
川喜田二郎が考案した、データから文章を書き起こす手法
付箋・カードに考え・データを書きつける
似ていると感じる付箋・カードを近くに集める
似ていると感じる複数の付箋を重ねてまとめる(まとめたものを島と呼ぶ)
島を言い表す表題を書き、島の一番上につける
島の配置を調整し、島間の関係を記載し、図とする
図から文章を書き起こす
川喜田二郎が考案した、データから文章を書き起こす手法
付箋・カードに考え・データを書きつける
似ていると感じる付箋・カードを近くに集める
似ていると感じる複数の付箋を重ねてまとめる(まとめたものを島と呼ぶ)
島を言い表す表題を書き、島の一番上につける
島の配置を調整し、島間の関係を記載し、図とする
図から文章を書き起こす
ここでの弁証法は、いわゆる正・反・合からなる弁証法、すなわち、定立(テーゼ)があり、反定立(アンチテーゼ)と対立し、止揚(アウフヘーベン)して対立が解消された定立であるところの総合(ジンテーゼ)が作られる形の弁証法を言うこととする。
中埜肇の「弁証法の根源は対話的思考」から考えると、メモを書くという行為は自己との対話が発生するために、「弁証法的」である。メモ対自分(否定)の対話、すなわち対立が起こる。そこから止揚が生じ、総合という知識に至る。
輪郭法では、書くことで生じる対立がより起こりやすくなっている。
引き入れによって、ある題目に関係する複数の輪郭が同時に目に入る。読み手の脳内では、輪郭(肯定)対輪郭(否定)の対話・対立が生じる。
中埜肇の考える弁証法では、対立と否定によるジグザグ的な連続としてとらえる。輪郭法では、この対立と否定によるジグザグの連続が容易に表現される。
以下のような順によって、連鎖的に対立と止揚とが繰り返される。
これを階層的止揚と呼ぶことにする。
階層的止揚をさらに発展させる。輪郭法では、輪郭は複数の輪郭に引き入れられることができる。すなわち、Txに引き入れられTnの元となったTaは、Tαに引き入れられ、Tpと対立し、Tµを生み出せる。すなわち多重に止揚が生じる。これを多重階層的止揚と呼ぶことにする。
さて、多重かつ階層的に止揚が生じるならば、連鎖的に止揚が生じるはずである。核分裂の連鎖反応によって核爆発が発生するように、止揚が止揚を発生させることを、止揚爆発と呼ぶことにしよう。
止揚爆発が起こった結果、何がどうなるかはまだ何もわかっていない。少なくとも、定立を書いたメモが爆発的に増加(メモ爆発)し、書きたいことが止めどなく表れてくることが考えられる。
経験的に、メモ爆発はメモが1万個ぐらい溜まったら起こり始める。しかし、直列に並べたメモは、メモ爆発を起こしにくい。メモに書かれた定立どうしの対立を発見するには、すべてのメモの見返しを何度も行う必要がある。そのために、関連したメモが自動で目に入る仕組みが望ましい。その素朴な方法としてフォルダやタグが考えられるが、メモのフォルダ分けはメモ爆発を妨げるし、タグは階層的止揚を妨げる。やはり、輪郭法によってメモを集めることが重要となる。
さて、1万もメモを書けないと思われるかもしれない。しかし、9万のメモすらデジタルだとうっかり超えてしまえる数だ。ツイートはメモだとするならば、10万ツイートする人は少なくない。Twitterと類似したサービスのマストドンでは、マストドンチュートリアルは10万投稿と言われている。10万投稿が簡単な数ではないことを使った冗談の類だが、それでも不可能な数ではないことを示している。実際、10万を超える投稿数を持つマストドン利用者は何人もいる。
また、1人で10万のメモを書く必要はない。ほかの人のメモによっても止揚爆発にともなうメモ爆発は起こると思われる。そのためには、利用者が メモを分断するモノがないこと が条件となってくる。
メモを分断するモノとは何だろうか。例えば、そもそもメモを公開していなければそれによって他人に止揚が生じることはない。また、公開していたとしても、利用者ごとのフォルダのように、なんらかの要因でそのメモの相互作用が阻まれれば、止揚もその中に留まる。全利用者のメモが一つのフォルダの中にいるかのごとき環境が、メモ爆発の発生条件として望ましい。
KJ法を正・反・合の弁証法にあてはめれば、正と合は島になったデータ、合は表札となる。
また、KJ法とはデータとの対話であり、対話的思考は弁証法である。ゆえにKJ法は弁証法だといえる。
KJ法を開発した川喜田二郎氏も、「KJ法はある意味で、弁証法の技術化である」と『続・発想法』で述べている。
1次元にしか並べられないので考えるには向いていない
2次元に並べてKJ法がしたい
そもそもスライドは考えるためのツールではない
一度スライドから情報を抜き取って2次元に並べてしまおう
決して楽な手法ではない。思考を楽にする手法ではなく、思考を強制する手法だ。確実に前進できる苦痛に満ちた時間を送ることができる。
22:00就寝、6:00起床。7.5時間ほど寝た。頭がはっきりしている気がする。SNSに投稿した後、動画の変換を始める。PCのファンが回り始める。6.5時間ほどかかるらしい。
着替えて朝食を外へ買いに出る。湿度が高い。道中、自転車に乗った高齢男性と、タクシー運転手の高齢男性が話しているのを見かける。口論に身構えたが談笑しているだけだった。ファミリーマートに着く。おにぎり2個、ファミチキ、コーヒー。店員が別の若年女性に代わっていた。研修中らしい。前よりも愛想が良い。そのままファミリーマートを出る。粗大ごみに張る券があるか見忘れる。三度目だろうか。「ついで」は大体忘れてしまう。
7:50ごろに眠気。冷たいシャワーを浴びる。頭が痒くなった。熱いシャワーのほうが良い。そのまま寝間着を洗濯する。
少し趣味のプログラム(Web Prowler)を書く。不要なページを削除する機能が遅くなっている。高速化のためにメモリー上にデータがあるページだけを削除の対象とするように書き換えた。動作確認を始めるが時間がかかる。単体テストの自動化が必要だ。
肩が凝ってきたので少し首を回す。目の下もヒクつき始めている。やはり暖かいシャワーで温めた方がずっといい。みずのさんのヘッドレスト付きの椅子がうらやましくなる。ヘッドレストがあれば首を休めたまま作業できるのかもしれない。次に買うときはヘッドレストが欲しいが、果たして何年後になることやら。
9:00に勤怠をつける。急かされるような気持が湧いてくる。急いだところで何も変わらないはずなのに。頼まれた仕事はほとんどないはずなのに。落ち着いて目の前の仕事に集中したほうがよほど良い結果になるはずなのに。落ち着いて勉強でもしている方がよほど充実した1日になるはずなのに。
英語のメールが届いている。自社の翻訳システムにかける。いつまでたっても翻訳されない。社内システムにはガッカリさせられっぱなしだ。会社が従業員を選んでいると同時に、従業員が会社を選んでいるという意識が必要だろう。劣悪な社内システムは従業員の満足度が下がる。
久々にKJ法をまじめにやった。頭を使いすぎて調子がおかしくなる。集中しすぎて呼吸を忘れてしまっていたのだろう。強制的に呼吸させる機械でもあれば集中が長続きするだろうか。休憩のために洗濯ものを干し、お好み焼きを作って食べた。
輪郭の表題が長い場合、後ろが……として短縮表示される
短い表題をつけるように促す効果がある
表題を「あれ」で済ませたくなる