概念の輪郭
2022/5/11 19:20:00
そういうわけで東京タワーの周りをぶらぶらしていた。
周辺が歩くといろんなことがわかる。
東京タワーの周りではテッペンハイボールが売られている。
東京タワーがうつるビルがある。
東京タワーの近くには公園がある。
東京タワーの近くの公園のベンチに座ると、そこから東京タワーを見ることができる。
東京タワーの近くの公園には滝が流れている。
そうして東京タワーという概念の輪郭が浮かび上がってくる。
これも前景が奥(遠く)、後景が手前(近く)と同じく開発者の見解と違ってくる可能性があるのだが、デライト の輪郭というのは、輪郭そのものが概念を表すこともあるが、引き入れの関係によって、概念を包み込むものでもあると思っている。輪郭化(明文化)された概念があり、それが暗黙知を包み込みその輪郭を浮かび上がらせる。故にデライトの情報単位を「輪郭」と呼ぶのだと。
つまり下の図のようなイメージをしている。
そのため、引き入れによる内外というものはなく、あるのはただ有向グラフにおける頂点と辺で、頂点が輪郭・辺が引き入れだと考えていた。
しかし言われてみれば、「引き入れ」というからには内側に取り込む意味合いがある。