『うんちくの整理方法を模索するぜ!!!!!!#139 - YouTube』
あれ
Personal Knowledge Management System(PKMS)とかSecond Brain(第二の脳)とかで情報を掘っても、市場にあるシステム以上の具体的な何かを見つけ出すことはできなさそう。
その観念を人々は語るが、具体的な事物を指し示してはくれない。精々Notionを紹介するぐらいである。
掘る先を誤っている可能性は高い。PodcastやYoutubeで掘ってしまっている。浅瀬もいい所だ。
オントロジー工学や知識工学といった領域は重なる部分を感じる。この辺を掘った方が良い。今も研究されているのだろうか?
オントロジー工学や知識工学はどうも人工知能の文脈から出でており、知能増幅や情報整理に射程が及んでいるかまだ不明だ。
Microsoft Loopファーストインプレッション
ついにMicrosoft Loopのプレビューが開始された。Microsoft365の法人プランであれば管理者が有効化しないといけないが、Microsoftの個人アカウントであれば特に設定しなくても使うことができる。
情報整理機能は貧弱
ページ内に他のページへのリンクを張るには、左のパネルか、左上の共有ボタンからリンクをコピーして貼り付ける必要がある。今時のイケてる知識管理システムであれば、Ctrl+kを押せばその場でほかのページへのリンクを張ることができるが、そうはなっていない。左のパネルからドラッグアンドドロップでリンクを追加することもできない。また、バックリンク機能も無い。ページの数が増えると管理に苦しむだろう。
今後、大規模言語モデルを用いたチャットボット機能(Copilot)が使えるようになれば、そこからいろいろと整理ができるようになるかもしれない。
左のパネルにはページの一覧が表示され、典型的なアウトライナー型(ツリー型)の表示になっている。非終端ノードもページとして使える。ConfluenceやNotionで見られる形態だ。
表機能はNotionほど尖ってはいないが、Excelよりはかなり進歩した
ページ内に表を作ることができる。行・列の入れ替えや追加は簡単にできるようになっている。やっとMacのメモアプリに追いついた感じだ。ただ、Notionのように個別の要素を一つのページとして表示したりすることはできない。
ドラッグアンドドロップで行や列を入れ替えられる。
Loopコンポーネントの埋め込みは取り扱いが難しい
Microsoft Teamsのチャットや、ほかのLoopページにLoopページの全体か一部をLoopコンポーネントとして埋め込める機能は、かなり取り扱いが難しい。
この機能はトランスクルージョンと同じだとみなすことができ、トランスクルージョンは下記の通り扱いが難しいことが指摘されている。
常に破綻しないように気をつける必要がある
Bの本文を変更すると、Aに読み込まれるBのパーツが破綻する
全体図
感想
NotionやConfluenceと比べれば「おもちゃ」だ。できることが限られ過ぎている。その割に取り扱いの難しい高度な機能が作られている。
一旦Loopコンポーネントの埋め込みのことを忘れると、できることが限られているので新しく使い始める人には使いやすい。後発のTeamsがビジネスチャットで優位を取っていることから見られるMicrosoftの営業力ならば市場を席捲する可能性もある。Microsoft365のバンドルも大いに機能するだろう。どう売り込んでいくのか注目したい。
今後の機能追加にも期待だ。トランスクルージョンが最初から実装されている目玉であることから、情報管理に関して知見の深さが垣間見る。また、相当な野心も感じられる。アレが無いコレが無いという状況も、今後の開発で解消されていくだろう。
あれ
ページ数が線形に増えてる。もっと指数関数的に増加しているものかと思っていた。ページ数が増える→露出が増える→利用者が増える→ページ数が増える と言った形で倍々に増加していくと考えていたが、どうやらそんなに簡単ではないらしい。
MAUが増えていない?MAUは公開されていない(見つけてないだけかも)のでページ数の増加から推測することしかできない。
Scrapboxの哲学みたいなものが利用者の参入を妨げている?Scrapboxの様々なプロジェクトでhttps://scrapbox.io/shokai/ のページが紹介されている。Scrapboxの使い方を示す役割を果たしつつも、障壁にもなっているかもしれない。「私には難しすぎる」「求めているものと違う」みたいな感じで。
知識共有とか、情報整理みたいなものを欲している人がそもそも少ない?というかその層にはもはや行き渡っている?
わざと増加を抑えている?Scrapboxからすれば企業内での利用が増えないことには収益が増えない。公開プロジェクトは人から認知される分だけあればいい。十分認知されているなら増やす意味もない。公開プロジェクトが増加するとコストも増加してしまう。