あれ
Notionのタイムライン表示がコントラストが低くて見づらい。
画面更新したら勝手にサブタスク閉じるのもやめてほしい。
「Notionのデータベースに手を出したらおわり。きれいに整備するのに半年使っちゃう。」
コンピュータ科学の天才がたどり着いた、最強の情報整理とは?【データベース1】
あれ
NotionもMS LoopもScrapboxも、コードの負債がヤバいんでないか。同時共同編集は人類には早すぎるので、あれを実装してしまうと地獄へまっしぐらだと思う。以前極めて簡易な実装を試したのだけど、凄まじい勢いでバグった。直しても直しても別のところがバグる。
Microsoft Loopファーストインプレッション
ついにMicrosoft Loopのプレビューが開始された。Microsoft365の法人プランであれば管理者が有効化しないといけないが、Microsoftの個人アカウントであれば特に設定しなくても使うことができる。
情報整理機能は貧弱
ページ内に他のページへのリンクを張るには、左のパネルか、左上の共有ボタンからリンクをコピーして貼り付ける必要がある。今時のイケてる知識管理システムであれば、Ctrl+kを押せばその場でほかのページへのリンクを張ることができるが、そうはなっていない。左のパネルからドラッグアンドドロップでリンクを追加することもできない。また、バックリンク機能も無い。ページの数が増えると管理に苦しむだろう。
今後、大規模言語モデルを用いたチャットボット機能(Copilot)が使えるようになれば、そこからいろいろと整理ができるようになるかもしれない。
左のパネルにはページの一覧が表示され、典型的なアウトライナー型(ツリー型)の表示になっている。非終端ノードもページとして使える。ConfluenceやNotionで見られる形態だ。
表機能はNotionほど尖ってはいないが、Excelよりはかなり進歩した
ページ内に表を作ることができる。行・列の入れ替えや追加は簡単にできるようになっている。やっとMacのメモアプリに追いついた感じだ。ただ、Notionのように個別の要素を一つのページとして表示したりすることはできない。
ドラッグアンドドロップで行や列を入れ替えられる。
Loopコンポーネントの埋め込みは取り扱いが難しい
Microsoft Teamsのチャットや、ほかのLoopページにLoopページの全体か一部をLoopコンポーネントとして埋め込める機能は、かなり取り扱いが難しい。
この機能はトランスクルージョンと同じだとみなすことができ、トランスクルージョンは下記の通り扱いが難しいことが指摘されている。
常に破綻しないように気をつける必要がある
Bの本文を変更すると、Aに読み込まれるBのパーツが破綻する
全体図
感想
NotionやConfluenceと比べれば「おもちゃ」だ。できることが限られ過ぎている。その割に取り扱いの難しい高度な機能が作られている。
一旦Loopコンポーネントの埋め込みのことを忘れると、できることが限られているので新しく使い始める人には使いやすい。後発のTeamsがビジネスチャットで優位を取っていることから見られるMicrosoftの営業力ならば市場を席捲する可能性もある。Microsoft365のバンドルも大いに機能するだろう。どう売り込んでいくのか注目したい。
今後の機能追加にも期待だ。トランスクルージョンが最初から実装されている目玉であることから、情報管理に関して知見の深さが垣間見る。また、相当な野心も感じられる。アレが無いコレが無いという状況も、今後の開発で解消されていくだろう。
あれ
あれ
収益性・知名度という観点では、PKMSにおけるページ数は意味のない尺度となる。
Scrapboxのページ数が日本版のWikipediaを超えても、知名度はそれほど上がったとは言い難い。データとして、Scrapboxの推定訪問者数は2022年2月16日から2022年11月16日までで増加していない。ScrapboxはWikipediaの推定訪問者数の1/6だ(PKM関連のSimilarWebデータ)。Google TrendsのデータでもScrapboxの検索量は横ばいとなっている。体感としてもWikipediaは様々な人に通じるが、Scrapboxは通じない。
上記より、知名度という観点では、PKMSにおけるページ数は意味のない尺度といえる。
また、商売になる・ならないという観点では、WikipediaとScrapboxでは収益構造は異なっており、そのうえで検索量・推定訪問者数が少ないにも関わらず、Scrapboxは儲かっているといわれているため、これについてもPKMSにおけるページ数は意味のない尺度といえる。
Scrapboxが伸び悩む一方、Notionの伸びが著しい。
2022年6月16日~2022年11月16日の5ヶ月間で、推定訪問者数は20%増加している。
Google Trendsのデータでも、2020年12月にNotionはGoogle Keepを検索量で上回っている。ちなみに日本での検索量のデータとなる。
Notionはその多機能さのために理解できる人が限られると思われたが、それでも多くの人に受け入れられている。すなわち、「少機能で高機能」よりも「多機能で高機能」の方が、利用者にとっては使い始めやすいのかもしれない。
少機能で高機能は抽象的な機能になりやすく、初めから高い理解力を要求するが、多機能で高機能は具体的な機能になりやすく、利用者が理解の階段を上りやすいといえる。
先行事例を考えても、きわめて多機能で難解な機能も持つExcelであっても多くの人に使われている。
PKM関連のSimilarWebデータ
2022年11月16日
- ja.wikipedia.org: 135.4M (new)
- dlt.kitetu.com: < 5K (+0%)
- workflowy.com: 2.4M (+4%)
- scrapbox.io: 2.2M (-4%)
- notion.so: 141.8M (+20%)
- roamresearch.com: 976.5K (-20%)
- dynalist.io: 1.2M (-8%)
- keep.google.com: 191.3M (+4%)
- obsidian.md: 4.2M (+0%)
- evernote.com: 27.9M (-3%)
- docs.craft.do: 176.0K (+16%)
2022年6月16日の合計訪問者数
Evernoteが少し下がって(0.9倍)、Obsidianが少し伸びた(1.2倍)。
Craftが1.6倍に伸びている。新興メモアプリは伸びやすいのかもしれない。
Similarwebの最小表示訪問者数が変化して、5000からになっている。デライトの訪問者数が5000以下で寂しい。なかなか伸びないものだ。
合計訪問数の一覧
- dlt.kitetu.com: < 5K
- workflowy.com: 2.3M
- scrapbox.io: 2.3M
- notion.so: 118.2M
- roamresearch.com: 1.2M
- dynalist.io: 1.3M
- keep.google.com: 184.3M
- obsidian.md: 4.2M
- evernote.com: 28.7M
- docs.craft.do: 151.4K
2022年3月7日の合計訪問者数
先月から変化がない。四半期単位で見るぐらいがいいかもしれない。
Craftを追加してみた。
合計訪問数の一覧
- dlt.kitetu.com: < 50K
- workflowy.com: 2.4M
- scrapbox.io: 2.3M
- notion.so: 119.3M
- roamresearch.com: 1.7M
- dynalist.io: 1.1M
- keep.google.com: 190.1M
- obsidian.md: 3.4M
- evernote.com: 33.1M
- docs.craft.do: 93.7K
2022年2月16日の合計訪問数
新興の中ではNotionの多さが目立つ。Notionはどんな施作を打ったらここまで伸びるのだろうか。Google Keepはさすがの知名度といったところだろうか。
デライトは描出公開原則があるにもかかわらず少ない。コンテンツの増加とともに検索流入なども増えるだろうからこれから伸びるだろう。
合計訪問数の一覧
- dlt.kitetu.com: < 50K
- workflowy.com: 2.4M
- scrapbox.io: 2.3M
- notion.so: 119.3M
- roamresearch.com: 1.7M
- dynalist.io: 1.1M
- keep.google.com: 190.1M
- obsidian.md: 3.4M(2022年2月20日追加)
- evernote.com: 33.1M(2022年2月23日追加)
『Notion、遂に日本で本格展開!』
あれ
「この流れに乗じてデライター増加を狙い、上流のTwitterで宣伝する」とかできたらいいのだが、私のTwitterでの発信力が皆無だ。
そもそも、Twitterに安住していた人たちにとって、デライトが求めるものだろうかという疑問もある。勝手が違いすぎる。Twitterには合わない人。自分のメモに深く潜るような人が合っている気がする。ある種、自己完結した人ともいえる。
どうすればそういった人たちに情報が到達するだろうか。
一見、倉下 忠憲氏のような知的生産を生業や関心とする人々に情報が到達すれば良いと思われるが、実のところそういった人たちはN10K 騒動でもうすでにデライトを知っており、そのうえでデライトを選んでいない。彼・彼女らはすでに自らの個人知識管理の手段(ツール・サービス)を有しており、そこから離れることがない。離れることができない。
星取表的に機能を比較すればNotionが勝つし、Wiki的なものを求めればScrapboxに行きつく。それらと比較すれば、デライトはあたかも機能的に貧弱・不合理に映る。
全知検索一つとっても、一見不便な検索機能にしか見えないし、自ら索引を作っていくという行為に対してもただただ面倒なことをしているように見える。その実、輪郭法との組み合わせによって、意図通りの検索結果を返す検索エンジンとなってくれることはまだ多くには知られていない。「メモによって索引を作る」という発想に至っている人間でさえごく限られている。デライト以外でこれに似たことをしている事例は、増井俊之氏のGictionary以外に知らない。しかし、このGictionaryでさえも、IMEのための言葉の置き場という以上の物にはなっていない。
単純にメモを取ることだけを目的にすれば、Google KeepやMac純正メモアプリに軍配が上がる。理解が容易だ。
Notionはメモアプリというより、構造化ツール
メモアプリのCraftを試しに使ってみた
Craft(https://docs.craft.do/)を試しに使ってみた記録をつけてみる。
普通のメモアプリだ。データ構造的なところに特に工夫されているところはない。他のページへリンクできたりするわけではない。その分わかりやすい。
見た目がスッキリしている。万人受けするかもしれない。見た目がスッキリしている分、機能は必要最低限に抑えられている。Notionのように「うっ多機能でよくわからん」とはならなかった。
どことなくMarkdownっぽさを感じる。Markdownでできることを一般的なGUIでラッピングしたような印象。実際Markdownをインポート・エクスポートすることもできる。
ウェブサイトを超簡単に作るためのシステムって感じだろうか。書いた情報以外は出てこないのがいいのだろう。シェア機能もあるので、簡単なお知らせページとか作るのに向いているのかもしれない。
Add Contentでその行をタイトルとしたページに遷移できるので、アウトライナーっぽいなーと思ったら、微妙に挙動が違う。Add Contentで追加するコンテンツは、インデントで従属させた行とは別のコンテンツになっている。
試しで作ったページ:https://www.craft.do/s/EOLE2aYVkIrEcT
あれ
あれ
Notionの次はCraftがくる!?神ツールである5つの理由
Craftの良いところ① 「最高のUX!画像を美しく配置できる。」
Craftの良いところ② 「ブロックエディタにマークダウン。編集簡単!」
Craftの良いところ③ 「階層に分けて保存可能。整理整頓。」
Craftの良いところ④ 「オフラインで利用可能。デバイス間の同期も優秀。」
Craftの良いところ⑤ 「動作がサックサク。軽さ抜群」
https://note.com/yukkakiyo/n/n56fa031982d4