noteに投稿した
https://note.com/tzmtwtr/n/n166cd9fb5f03
2022年7月8日に、デライトに描写埋め込みの機能が追加された。
以下引用
+{他の輪郭 K#/XXXX}
や
+K#/XXXX
のように書くと他の輪郭の描写を展開出来ます。輪郭の内容を部品のように組み合わせたり、共同編集などにも使えます。
他の記法との組み合わせは調整中であり、挙動が変わる可能性があります。
以上引用
描写埋め込みの概要
ある輪郭の内容を、他の輪郭の中で展開して表示する機能だ。
例えば、「foo」と書かれた輪郭があり、それを別の輪郭で描写埋め込みすると、その「foo」が描写される。
– https://ja.wikipedia.org/wiki/トランスクルージョン#/media/ファイル:Transclusion-simple.png より2022年11月2日参照
この機能はテッドネルソンが命名したトランスクルージョンと呼ばれる仕組みから来ている。
描写埋め込みの便利な使い方
サイゼリヤの番号の輪郭に、カロリーを埋め込むと便利だ。カロリーが変動した場合でも、大元のメニューのカロリーを書きかえれば連動してくれる。
他にも、一つの輪郭の共同編集に使えるかもしれない。ある文書を章分けしておき、ある章には自分の輪郭を埋め込み、他の章では他の人の輪郭他人の輪郭を埋め込むといったことが可能だ。
描写埋め込みの難しさ
- 文章の部品として使った場合、文章の不調和が顕になる。
- 論理的つながりの不和があらかじめわかるという利点としてみることもできる
- 文章の書き方の不一致が生じる
- 「です、ます」、「だ、である」の不一致
- 段落で字下げをするかしないかの不一致
- 見出しの粒度の不一致
- 変化する
プログラミングでたまに言われる、「関数として共通化するよりコピペしたほうが良い」みたいなところがある。早すぎる抽象化だ。
描写埋め込みが強力であると見ているが、関数や継承同様に「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ということだろうか。
まとめ
描写埋め込みはめちゃくちゃ面白い機能なんだけど、使いどころを間違えるとスパゲッティコードみたいになって自分が苦しむことになる。コピペにするのか、描写埋め込みにするのかは、書き手の力量の見せ所だ。