マインドフルネス瞑想
2022/5/15 0:16:00
ATT群では,注意分割と気づき欠如の改善が示された.一方でマインドフルネス瞑想では,注意機能の向上は示されなかった.ATT群のみで,注意の向上が示された理由として,ATTはマインドフルネス瞑想よりも注意機能の向上に特化している可能性が考えられる.
マインドフルネス瞑想の手続きには,ATTと違って,呼吸や身体感覚のような自己注目を促進させる要素が含まれている(Papageorgiou & Wells, 2000).
マインドフルネス瞑想のメカニズムを仏教心理学の観点から説明した理論に仏教心理学モデル(Buddhist Psychological Model: BPM; Grabovac et al.,2011)がある。