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あれ

2022/2/12 12:31:00

 知識労働者にとっては知識が資本なので、知識を供出させることは難しい。特に個々の成果で評価する場合は尚更だろう。
 その一方でインターネット上には知識が溢れている。その理由は承認欲求によるものだとみられる。
 もし企業内に知識の供出に対する承認があれば、つまりWiki的なものに、承認欲求を充足させるSNS的な機能(タイムラインいいねリポストコメント)を組み合わせれば、企業内であっても個人知から組織知への変換が活性化するのではないだろうか。
 簡易的な実装として考えられるのは、Wiki(Scrapbox)に変更があれば、チャットSlackTeams)のタイムラインに掲載されるような仕組みだろう。

 知識の創発的性質を活用するのも手だろう。人一人の知識でできることはたかが知れているが、複数人の知識をより合わせれば、その総和よりも遥かに複雑なことが可能になる。チームとしてそれを評価することができれば良い。

多技能工引き継ぎが減らせる
引き継ぎにかかる時間を無くせるため、工程全体に必要な時間が減らせる
多くの工程にまたがる技能を持っていることは、技能の総和を超える価値がある
隣接する工程の技能を持つと相乗効果が出しやすい

クロスファンクショナルチームとは、異なる専門分野や多くの専門分野にわたるスキルを持っているチームのことだ。チームに寄せられた要求を満たすのに必要なすべてのスキルやリソースをチームが持っている時に、本当のクロスファンクショナルであるといえる。これが意味するのは、他のチームへの仕事の引継ぎに依存することが少なく、他のチームを待ったり、ブロックされたりすることが少ないということである。
『カンバン仕事術』