注意とは、対象を定めることである。
反対を言えば、注意とは対象外を切り離すことだ、と言えそう。
注意とは、対象を定めることである。
〈注意深くなっても自分が何をすればいいのかよく分からない〉といったことはありえない。
注意深さと、常識(知識)とは、相互に切り離すことができない。
例えば、相手に向かって「私は政治の話をしているんだよ!」と注意を引いても、当の相手が持つ、政治についての概念知があまりに貧しい場合には、相手は話を聞くことができないだろう。
身体感覚に注意を向けることは,心配による情動回避を修正するために有効な手段である.
呼吸に注意を向けるよりも,身体の各部に注意を向けたり,この瞬間に五感のそれぞれに,どのような感覚が生じているかに注意を向けたりすることが,とりわけ well-being 向上には有益
マインドワンダリングとは,その時の活動とは無関連の思考や感情に注意が向けられるために,外的な環境からもたらされる情報から注意が切り離された状態を指す(Smallwood, Fishman, &Schooler, 2007)。いわゆる「上の空」という状態である。